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注連縄架け替えとおとしだま

あけましておめでとうございます。
1月10日は、奥山の磐坐にかかる注連縄の架け替えの登拝をしました。

4年間の風雪に耐え奥山の入り口、水場の入り口を守り続けてきてくれた竹の鳥居も桧の掘立柱に立替させていただきました。

午前中は注連縄づくりと掘立穴づくり。
注連縄は藁を綯い、注連縄を作っていきます。
もはや恒例行事となっており、どんどん注連縄ができていきます。

一方で昨年より準備しておいた桧から白木の鳥居を作り、立てるための掘立穴を作ります。
土壌は50センチほどの深さまで良質の腐葉土が積もり、その下からこれまた見事な真砂土の層が出てきました。

真砂土は花崗岩が風化してできた土で水はけがよく、庭土として利用される土なのですが、一方では土砂災害を引き起こしやすい土壌なのです。
このように植物が何百年かけて腐葉土の厚い層を作り、さらにその上を木々の根が張ることで、豊かな森が保たれ、土砂災害を防いでいるのです。
植物が更新しやすい環境を作るというのは、災害を防ぐ手立てになるんですね。

さて、ひとしきり汗をかいたところで祭典。
お昼に鏡開きをしたお餅(これがホントのおとしだま)と焚き火で焼いた焼き芋をいただきます。

暖かい焚き火を囲んで楽しいコミュニケーションのひとときと二胡とアコーデオンの奉納演奏・・・・
時間を忘れてしまいそうになる至福のひとときです。

いやいや、日が暮れる前に御山に登って注連縄を巻かないと!
かなり急ぎ足で登拝してまいりました。
今年もまた一年、よろしくお願いいたします。

安全技術講習

奈良県主催の森林ボランティア安全講習を受講して参りました。

午前中は日本赤十字社による作業中の怪我や病気などの対処、三角巾による止血法の実習などです。

三角巾て今まで使ったことなかったのですが、使い方次第でいろんな用途に使えることを教わりました。体の部位ごとにどのように使うか実際に使ってみながら合理的な方法を教わります。
足の捻挫などは山歩きでよく遭遇するので、これは是非覚えておきたいですね。

昼からは刈払機とチェンソーのメンテナンスと丸太切りの講習。
普段使っているのとはまた違うメーカーの機種を使わせていただいたのですが、特性の違いがよくわかりました。
小さい排気量ながら軽くて高回転で評判の国産エンジン。話には聞いていましたが、山の中で扱うならこちらのほうが取り回しも楽でよいなあ。と思いつつ操作します。
うーん。始動も軽い。もちろんよくメンテナンスされているということもありますが、すごくお気に入りになりました[わーい(嬉しい顔)]

そして最後に「もやい結び」。木を倒すには必須のロープワークです。
慣れてしまえば簡単なのですが、結び目がこんがらかって参加の皆さん悪戦苦闘です。
山歩きでロープを使うときもこの結び方は多用しますので、これは是非是非身につけていただきたい結び方です。

ここのところ忙しくブログの更新もままならぬ状態でしたが、今日は久々によく手入れされた矢田山での講習会。雨上がりということもあり、自然が体に染み入りました。

神人相嘗のお祭り

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11月23日秋の彩りにおおわれた御歳神社で新嘗祭が執り行われました。

新嘗祭は秋の実りに感謝して、神様と人が供に楽しむお祭り
毎年子供太鼓の奉納と趣向を凝らした催し物が開催されます。
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おとしだまの森に子供たちの太鼓の音が優しく響きます。

そして、今年は居合の奉納演舞。古社の佇まいに武道がよく合います。
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居合の解説をしていただきながら演舞が進められたのですが、居合いは理合いなのだなあ。
と思いました。

体の動き一つ一つが理に適っていないと怪我の元ですもんね。
そういった体の動きを介護などに応用されているそうです。
山仕事の動きもそうなんですよね~。慣れてくると知らず知らずのうちに体の動きがそうなってきます。

普段の生活とはかけ離れた武道の動きですが、その動きは自然の中で磨き込まれた技なのだなあ。と思いました。

第三回おとしだまの森倶楽部作業

今回の作業は午前中奥山のパトロールを兼ねて登拝。汗ばむくらいの暖かな気候で、伸びている枝などを整理しつつ、秋の奥山を満喫しました。

先月の台風で、葛城山の登山道が崩壊したこともあり、奥山の登拝路の倒木が気になっていましたが、幸いにして道を塞いでいる倒木はアカマツ一本だけでした。

昼からは前回の手水の続き。
新たに棟梁作の秘密兵器と、近在の方から美しく加工された竹の樋をいただき、それの設置です。
棟梁の秘密兵器は、水圧を利用した浄水器。
土砂やゴミを取り除き、きれいな水だけを下流に流します。

いただいた竹の樋は手水舎までの水路としての利用です。
これまでは竹の筒にホースを通していましたが、水路を全て樋で通すことで、メンテナンス性が飛躍的に向上し、さらに、自然な水流で龍の口から水が流れ出るようになりました。

手水の作業をしていただいている間に私は台風で大量に流出した土砂の偵察です。
台風の際、大量の土砂が流れこみ、それが水路を塞いで一面水浸しになったので、その根元を探るべく水路を上流に歩いてみました。上流には砂防堰堤があり、土砂はそこから流出しているようでした。

堰堤の周囲は桧の植林地で、下層にはシダさえも生えていません。
このあたりは真砂土で有名な花崗岩質の土壌。
おそらく、風化が進行した鉱物質の層(いわゆるB層)の土がむき出しで、そこから表土が流出したのだと思われます。
このままの状態ですと、雨が降るたびに植林された木の根が掘られ、地すべりの原因ともなります。

間伐をして下層植生をしっかり育てることで、表土が形成され、山の保水力も高まり、手水の清流が常に滔々と流れ出ることになるでしょう。

芽吹き

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今年の1月から春先にかけて御神木のシイの周囲を間伐しましたが、その間伐したところから、たくさんの実生が生えてきました!!

それまでは、下層植生といえばシダ類しか生えない暗い森だったのですが、日光を浴びて御神木から落ちたどんぐりから発芽し、かわいらしい葉っぱを精一杯広げています。

まだまだ小さな面積でしかありませんが、御神木の「おとしだま」が芽を吹きました(^^v

支障木伐採

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このたびの台風の風で根が持ち上がり、お社に倒れかかっている杉を除去しました。

木は他の木の枝にひっかかって止まっている状態なので、そのまま伐ってしまってはお社を潰しかねません。
まず、ウィンチで木を起こします。
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伐倒方向に重心が傾いたところで伐採です。

倒した杉は樹齢25年、樹高18メートル。

比較的まっすぐな木だったので、丸太が7本採れました。山整備の材に使います。
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大台ケ原のトウヒ林

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東大台ケ原の写真で有名な立ち枯れの木々。
これはもともとトウヒの純林で、生物学的にも「トウヒの南限」という貴重な原生林です。
それがいまやほぼ全滅に近い状態です。

なぜこうなったのか。
人が壊した。
台風が壊した。
シカが壊した。

それが発展して誰が悪い彼が悪いとまあ、ケンケンカクガク・・・
誰が悪いとかではなく、単なるめぐりあわせやと思うんですけどね・・・
そんな論争すら、神への冒涜と思えます。

さて、そんなしょうもないことはどうでもよくて。

その崩壊のきっかけの1つとなったのは伊勢湾台風であることは確か。
明日やってくる台風は似たような規模で似たようなコースとのこと。

おとしだまの森の奥山の登拝路も風の通り道にあります。
風でドミノ倒しのようになぎ倒された林、そこから地すべりが発生し、崩土となっている箇所が何箇所かあり、過去に襲った台風の爪あとを見ることができます。

ひとつ台風の荒ぶるエネルギーは人の思いとはうらはらに、積み重ねたものを奪い去っていきます。
かなりの被害が出ることでしょう。

括目せねば。
そこから得られる教訓は、誰かを責めるということではなく、そこからどう立ち上がっていくかなのですから。

ひとはつねに、信じるという力をためされているのだとおもいます。

第二回おとしだまの森倶楽部の作業をしました

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雨上がりのおとしだまの森
木々の蒸散が神々しく幻想的な景色を魅せてくれます。

さて、本日はおとしだまの森倶楽部9月の総会以来はじめての作業日です。
9月の日照続きで、山から取水している手水舎の水が枯れてしまい、森のエキスでホースが詰まってしまったので、今回は前回伐採した竹を利用して樋(トイ)を作り、水を通す作戦です。
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前回もそうだったのですが、お集まりの皆さんで出し合う知恵がすごい。
次から次へと工夫の案がそれこそ泉のように湧き出てきます。(泉の作業だけに)
必要なものは身の回りから入手できる範囲で、誂えたように加工します。
棟梁の采配もよく、スムースに作業がはかどりました。
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里山には素材がいっぱいですね~。
森は自然といいますが、里山は文明の利器なんだなあ。
と、こういった作業を通して実感します。
連綿と続く歴史の中で先人が切り拓いてきた道を体を使って学ばせていただいた気分です。

それに、それがまた楽しい。
楽しい時間は早く過ぎてしまうもので、あっという間に夕方になってしまいました。
今回は、工程のすべてをこなしきれずに次回に繰越となりましたが、なんとか手水も仮開通し、森の恵みが手水舎に流れるようになりました。

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P.S.
先日コメントをいただいた桜井ぶん太様、間伐デビューおめでとうございます。
一人より二人、一緒に作業していただくと、ものすごく心強いです。今後ともどうぞよろしくお願いいたします。

チルホールを使って

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間伐中のtaさんです。
樹齢50年なのに、ひょろ細い状態で、密植したまま、高さはかなりあるので
倒すスペースがなくて大変そうでした。
お疲れ様でした~
posted by 御歳媛 at nice!(0)  コメント(4)  トラックバック(0) 

檜間伐

15本程度の檜の間伐を行いました。
今日は基本的な木の倒し方を紹介します。

まず、伐倒方向に三角の切れ目を入れます。
パックマンみたいな感じですが、これを「受け口」といいます。
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次に「追い口」。倒す後ろからチェンソーを入れます。
一気に反対側まで切ってしまわずに、少し残します。
一気に切ってしまうと倒れた木が跳ね上がって危ないのです。
なので、切り株から完全に切り離してしまわずに倒すのです。
木の立っている重心は、必ずしも倒れる方向とは限らないので、楔を入れて重心を移動します。
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最後にロープで引っ張っていっちょあがりです。
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